私たちの人生には、家庭環境や親との関係が深く影響を与えます。その中でも「毒親」と呼ばれる存在は、特に多くの人々に深刻な心の傷を残します。
特に父親との関わりが日常生活にどのような困難をもたらすのか、あなたは考えたことがありますか?この記事では、毒親育ちがもたらす影響に焦点を当て、日常生活での困り事や心の傷について探ります。

毒親育ちとは何か?
毒親育ちとは、親が子供に対して精神的、身体的、または感情的に有害な影響を及ぼす育て方を指します。特に父親が毒親である場合、子供は自己肯定感の欠如、対人関係の不安、感情の抑圧など、多くの問題を抱えることになります。
毒親6つのタイプ
毒親には6つのタイプがあります。
- 高圧・威圧タイプ
- 過保護・過干渉タイプ
- 罪悪感植えつけタイプ
- 学歴至上主義タイプ
- 無関心・育児放棄タイプ(ネグレクト)
- 脅迫・脅しタイプ
毒父親の特徴
毒父親にはいくつかの典型的な特徴があります。
以下は、その一部です。
– 支配的な態度:常に自分の意見を押し付け、子どもの意思を無視します。
– 感情的な冷淡さ:子どもの感情に対して無関心で、愛情を示さないことが多いです。
– 過剰な批判:子どもが何をしても満足せず、常に改善を求める姿勢が見られます。
– 自己中心的:自分の感情や都合を優先し、子どものニーズを軽視します。
父親との関わりがもたらす影響
父親との関わりは、子供の成長において重要な役割を果たします。
しかし、毒親育ちの場合、父親との関係は次のような困難を引き起こすことがあります。
- 自己肯定感の低下 毒親育ちの子供は、父親からの評価や承認を得ることが難しく、その結果、自己肯定感が低下します。日常生活において、自分の意見や感情を表現することができず、他人の目を気にしすぎる傾向があります。
- 人間関係の不安 父親との関係が不安定であった場合、他人との関係を築くことに対しても不安を感じるようになります。特に恋愛や友人関係において、相手を信じられない、または依存してしまうなどの問題が生じます。
- 感情の抑圧 毒親育ちの人は、感情を表に出すことが難しい場合があります。父親が感情を抑えることを強要した場合、子供は怒りや悲しみを感じても、それを表現できずに内に秘めてしまいます。これがストレスや不安の原因となり、日常生活にも悪影響を及ぼします。 心の傷が日常生活に与える影響 心の傷は、時間が経つにつれても決して消えるものではありません。毒親育ちの人々は、以下のような日常生活での困難を経験することがあります。
仕事での困難
職場環境において、自分の意見を主張することができず、常に他人の期待に応えようとしてしまうことがあります。上司や同僚からの評価に過敏になり、ストレスを感じることが多いでしょう。また、失敗を恐れるあまり、挑戦を避ける傾向も見られます。
コミュニケーションの問題
日常的な会話やコミュニケーションにおいて、相手の感情を読み取ることが難しくなります。特に、感情を表現することが苦手なため、相手との関係がぎこちなくなりがちです。これにより、友人や家族との関係が疎遠になることもあります。
恋愛関係における影響
恋愛においては、父親との関わりが大きく影響します。信頼できる相手に出会ったとしても、過去の経験から「愛されることがない」と感じたり、逆に依存してしまったりすることがあります。このような心理的な壁が、恋愛関係を築く上で大きな障害となります。
克服への道
毒親育ちの影響を完全に取り除くことは難しいかもしれませんが、克服するための方法は存在します。
カウンセリングを受ける
専門家の助けを借りることで、自分の感情や過去の経験を整理することができます。カウンセリングは、心の傷を癒すための一歩となります。
自己肯定感を高める練習
日常生活の中で、自分を褒めたり、ポジティブな言葉を使ったりすることで、自己肯定感を高めることが可能です。小さな成功体験を積み重ねることが大切です。
サポートグループに参加する
同じような経験を持つ人々と交流することで、自分だけが抱える問題ではないことを理解し、励まし合うことができます。共感できる仲間がいることは、心の支えとなります。
まとめ
毒親育ち、特に父親との関わりがもたらす心の傷は、日常生活にさまざまな影響を与えます。しかし、克服するための方法は存在し、自分自身を理解し、成長していくことが可能です。
あなたも一歩踏み出し、自分の人生を取り戻すための努力を始めてみませんか?
私の体験談
今回は、父親が毒親で日常生活に与える影響についてお話しさせて頂きたい思います。
毒親の分類で6つのタイプから①高圧・威圧タイプからお話しさせて頂きます。
私は現在副業で毒親専門カウンセラーとして活動しています。
どうして毒親専門カウンセラーを選んだのかと言うと、私の父親が毒親でした。
私の父親は子煩悩な部分もありましたが、教育や私が大事にしている部分での毒親でした。
まず初めにそれを感じたのは、中学の時に夜勉強していたら、勉強しなく良いと言われ私にとって勉強は必要ないという発言がありました。
但し、手に職をつけた方が良いと美容師を勧められましたが、私自身興味がなく自分を否定されたと思いました。
父親は戦前生まれで男尊女卑もあったと思います。
その時は思春期で父親に反抗的になり勉強が本当に嫌いになってしまいました。父親に言われた事を逆手に取れば勉強に集中出来たのですがすっかり嫌になってしまいました。
その時にもっと勉強に集中出来ていたら私の人生がまた違っていたかもしれません。
しかし、この経験があってこそ、30代から50代にもの凄く勉強し色々な資格を取得しました。
この嫌な経験がある意味資格取得の為の原動力なったと今は思っています。
その後も父親は高圧・威圧タイプの毒親で、父親の言葉に一喜一憂し辛く悲しい10代から20代を過ごしました。
自分がやりたい事を否定され、この家にいたら自分が駄目になると思い、家出を決めました。
家出をしているにも関わらず心配もされず5年後に訳あって実家に帰ると、父親から衝撃的な発言がありました。
何かあったのかとか心配してくれるのかと思ったのですが、家出と認識しておらず「どうしていたんだ?」と。
5年間色々な所に行き住み込みで働いたり、楽しい事もありましたが、それなりに苦労をしました。
その話しは一切出ずに自分勝手に出て行ったと思っている感じでした。
私が家出をしている間、実家の工場は景気が良く両親は中国やハワイなどの海外旅行に頻回に行き、人生を謳歌していました。
自分の娘が辛い体験をしていたのに、全く関心がなく身体の心配もされませんでした。
両親から愛されていないと感じてしまい、一時実家に帰りましたがその後1年間位実家にいましたが、今度は本格的に家出ではなく、両親から自立する道を選びました。
今思えば、高圧・威圧タイプの毒親である父親は私にとって、人生を大きく変えてしまう程の影響があったと思います。
私の場合は、早めに自立をしたので今は良かったと思いますが、実際自立出来ず困っている人が大勢いらっしゃると思います。
しかし、人生一度しかありません。
親に振り回される人生から自分を解放しより良い人生を歩む為には、毒親からの自立しかありません。
但し、収入面で親元から離れる事が出来ない場合もあるので、そのような場合は、自分軸をしっかりと持つ事が大切です。
自分軸を育てるには、まず自分の価値観や信念を明確にし、それを基準に物事を判断することが大切です。
また、自己肯定感を高め、他人と比較せずに自分の良いところを認めることも重要です。
さらに、目標を立てて達成する経験を積み重ねることで、自己肯定感を高め、自分を信じる力を養う事が出来ます。
自分らしく生きられる様に少しでも参考にして頂けたら幸いです。
次回は、今回の続編で毒親が父親で➁の過保護・過干渉タイプの場合についてお話しさせて頂きます。
宜しくお願い致します。